🗓 2023年03月31日
米国の大陪審が30日、ドナルド・トランプ前大統領(76)の起訴を決定した。大統領をやめれば必ず逮捕される韓国と違い米大統領経験者が起訴されたのは初めてのことだ。それも不倫の口止めともみ消しという下らない理由による起訴だ。一方トランプの不倫相手ポルノ女優ストーミー・ダニエルズさんを応援する「チームストーミー」のグッズに注文が殺到しているという笑える現象がある。次期大領選挙の共和党指名権争いは、トランプにとっては厳しいものになるだろう。
前回地方選の話をしたが静岡県議選(定数68)では、34選挙区のうち15選挙区は無投票になる公算が大きい。それだけ選挙民の選択の幅が狭くなることだ。有権者にとっては好ましいことではない。一方で兵庫県議選(定数86)には134人が立候補するらしい。こちらは自民党VS日本維新の会が競っているという。神戸市議選(同65)には100人が立候補を届け出たようだ。選挙の熱は地域により温度差がある。
ロシア国営の原子力企業ロスアトムが原発の建設をトルコに作りそのオープニングセレモニーにプーチンが行くという。決定事項ではないらしいが、トルコ・エルドアン大統領はウクライナ・ロシアの仲介をあきらめていないようだ。今回はロシアの侵略による領土かすめ取りの戦争だ。西側諸国が専制国家の近くまで来たのでプーチンはトラウマに陥った。クリミア半島のようにあっさりウクライナを屈服させることができると踏んだのだろう。ところがゼレンスキー大統領は単なる喜劇役者ではなかった。ここにプーチンの大いなる誤算があった。ウクライナはクリミア半島奪回もあきらめていない。妥協案を作るには至難の業だ。ただ言えることは長引くことにより戦死者が増えていることだ。ロシア軍は20万を超えたという。両軍とも残された兵士の奥さんや子供が可哀そうだ。
戦争に勝者はいないというのが長い人類の歴史の中で証明済みだ。そこが戦争とスポーツの勝ち負けと違うところだ。
(文責:岩澤信千代)