🗓 2023年07月17日
朝日新聞の17日世論調査では岸田内閣の支持率が前回6月調査から5ポイント下落の37%となりまたもや30%台突入である。せっかくの広島サミット後の支持率上昇をバカ息子の所業とマイナンバーの不手際で帳消しである。
だが、その支持率低下が立憲民主などの野党へ向かっていないのがラッキーである。維新は支持率を伸ばしているのか気になる。反自民票の受け皿は維新になるのだろう。維新と自民に大差はないことに国民は気づいているのだろうか。
だが、自民党支持率低下は地方の選挙に弱い自民党所属衆院議員にとっては死活問題だ。国会議員は落選すればタダの人である。誰も「先生」とか「代議士」とか呼んでくれなくなる。定期的に呼ばれる地方のイベントにも招待状が届けられなくなる。
岸田内閣で成功しているのは総裁候補のライバル河野デジタル大臣の失速くらいである。河野大臣もマイナンバーで混沌としているのに外遊して自滅している。河野大臣に火中の栗を拾いに行かせた策略は当たった。河野大臣はあきれた感覚の持ち主である。次期首相の目は大きく遠のいた。
老齢の麻生さんも引退の花道を飾るにも地元九州でライバルとの決戦に手を焼いている。森・麻生の両氏は老害と呼ばれる年齢にあるのに若手が不甲斐ないためにまだマスコミに珍重されている。世界一優秀な官僚制度も岸田総理の母校開成高校出身者優位でマグマがたまってきているようだ。もう岸田内閣浮上の手立てはなくなりつつある。
100名の安倍派に強いリーダーが現れれば、清話会の内閣が出来てしまうぞ。
雪道を踏んで東北の視察に訪れた大和魂を持った松陰のような政治家が日本にいないのか?
「至誠」を持ったリーダーの出現を強く望む。
(文責:岩澤信千代)