🗓 2024年01月03日
「総理自身は周辺に『自分がやめて何か解決するのか。やめて解決するならいつでもやめてやる』と話した」と、1月1日に日テレNEWSが報じた。
岸田総理のぶら下がり記者会見で見せる不敵な笑いの源はここにあった。安倍派は混乱の最中で自民党総裁選で票をまとめることはできないだろう。大臣など要職に就くためには、勝ち馬に乗るしかない。自分には麻生・茂木派がついている。リーダー不在確実の安倍派がまとまって投票活動はできないだろう。誰が今この泥船状態の自民党のリーダーになりたいと思うのか。と言っているような気がする。
しかし、選挙に勝てないと思えば麻生は岸田を見切り、茂木を担ぎ上げるかもしれない。あるいは、選挙の顔として上川陽子を引っ張り出すかもしれない。菅元首相など反主流派が別の候補者を担ぐかもしれない。
話は変わるが菅元首相が大阪で記者会見をやった映像を見たが、すこぶる老けて見えた。官房長官で安倍晋三を支えた時は額もてかてかで生気みなぎっていたが、全然別人のように見えた。参謀の人で大将は無理だったのか。官房長官の時は官僚操縦術とか危機管理のスピード感など評価すべき点があったのに。しばらく見ない間に全く生気を失っていた。彼は時局をつくれないかもしれない。
いずれにしても、岸田首相は政治改革を自ら行う路線を強調している。誰が反旗を掲げるのか。通常国会開催までの検察の結論、4月中旬米国訪問後がヤマ場となる。サスペンスドラマは時間が決まっていて終盤になると犯人がわかりジ・エンドとなるのだが政治は一寸先は闇だ。それと、国民が納得していない保険証をマイナンバーに一体化できるのか?
(文責:岩澤信千代)