🗓 2024年01月29日

 安倍派幹部また安倍派議員は皆々「政策活動費」と派閥から言われたと言い逃れしている。二階氏は5年間幹事長をやっているときに50億円の政党助成金をばらまいたという。国会で二階氏を参考人招致を求めるというのは当を得ている。しかし、野党も政党助成金を受けている。パンドラの箱を開けることになるのだ。

 政党助成金の分配のことで「政策活動費」は合法的に認められた裏金で、政党からから議員個人に配布されるもので領収書が不要ある。議員が自由に政治活動の名目で使ってよい金である。もちろんパーティのキックバックのお金とは違う性質のものではあるが、派閥からそういわれて勘違いしてたと言い逃れしたのである。

2021年の収支報告書によると、自民党14億円、国民民主8200万、立憲民主5000万、維新5900万配られている。政治家が悪いことをするので、そうならないように税金で賄う政党助成金制度を作った。

 安倍派幹部と議員はそれを悪用して「政党助成金」と勘違いしたと言い張っているのである。それで派閥の会計責任者は罰せられ、事務総長経験者など国会議員が逮捕を免れているのである。連座制が適用されれば議員は逃げ切れなくなる。だから悪いことはできなくなる。政治資金規正法改正には必須項目で昨日、岸田首相が言及したのはこのためである。

 あと官房機密費がある。使途を明らかにする必要のないお金である。これは政府の所管であるが差配は自民党幹事長が握っている。エッフエル姉さんが挨拶に行くと大臣クラスで100万、平議員で50万程度が餞別として渡される。自民党幹事長は金を握っているから在任中自分の子分を作って勢力拡大ができる。自民党幹事長は役得が多い。また首相就任者は幹事長か官房長官経験者が多いのはこのためだ。今日は派閥の名称(清話会を清風会)を間違える立憲民主の勉強不足議員がいたが、まあとにかく政界の浄化を頼みますよ。ただ政治の混乱は日本の地位低下にならないようにお願いしますよ。「惻隠の情」をお互い忘れないように。

(文責:岩澤信千代)