🗓 2024年06月30日

 バイデンは先般の討論会で声はかすれ言葉に詰まった。NYタイムズは社説で大統領候補撤退を主張した。それに対しバイデンはその後の討論会で有権者に向けて「私は以前ほどうまく歩けないし、話せない。しかし、知っていることがある。私は真実を伝える方法を知っている。」と言って選挙戦継続を訴えた。

 私の個人的な意見は無所属の候補として無謀な選挙戦に挑んでいるケネデイに差し替えた方がいいのではないかと考えている。叔父のジョン・F・ケネデイは歴史に残る偉大な大統領だった。ただアメリカ国民にはケネデイ家アレルギーがあるらしく、民主党の候補選びでは早々と撤退を余儀なくされた。

 バイデンの動きを見ていると4年間も最高軍司令官が務まるかと心配になる。今の女性副大統領は人気が全くなく、大統領が死亡したときにその職を全うできるとは米国民が納得していない。起死回生の一手は副大統領に有力な人物を指名して、二人三脚で選挙を戦うしかないのではないか。民主党内ではオバマ・ミシェルの名が挙がっているようだ。

 一方、バイデンのおかげで知名度を上げている人物がいる。「私はバイデンよりかなり若い。」とのたまう75歳の都知事選候補田母神さんだ。自衛隊出身、教科書を変えろとの主張だ。第二次世界大戦で日本は敗れ「民主化」の名目の元、日本の修身的な教育はすべて排除された。台湾有事と叫んでも、誰が銃をとって戦うのか。自然災害のように自衛隊が何とかしてくれるだろうとだんまりを決め込む人が多いだろう。吉田松陰が叫んだ「忘れまじ大和魂」はどこへ行ってしまったのだろうか。田母神将軍の言っていることはあながち当たらずとも遠からずである。

(文責:岩澤信千代)