🗓 2025年01月20日

 今日は私の誕生日である。テレビをつけたらトランプ大統領の就任式の話が流れていた。氷点下が予想されるので国会議事堂内でやるらしい。そう言えば米国大統領の就任式が1月20日と知っていたが私の誕生日と関連してたことに初めて気が付いた。古希(70歳)にして初めて気が付いたのである。それでネットで米大統領の在任期間を調べた。私が生まれた1955年以降は暗殺されたケネデイ(1963年11月22日)、ウオーターゲート事件で失脚したニクソン(1974年8月9日)の後継者以外はすべて1月20日に就任している。私が生まれた年はアイゼンハワー(1953-1961年)だった。その後ケネデイ・ジョンソン・ニクソン・フォード・カーター・レーガン・ブッシュ父・クリントン・ブッシュ子・オバマ・トランプ・バイデン・トランプと続く。

 数えてみて驚いた。ジョンソン・フォードを除く10人の大統領就任式と私の誕生日がかぶっていた。

 誕生日のたびに女房からプレゼントが届いた。エルメスの靴をもらって「靴だけは試着しないと駄目だ。履かないと寸法がわからない。」と文句を言った。それでも高い物は長持ちするもので5年間は履いた。今日の誕生日プレゼントはウナギだという。8日の女房の誕生日にはポークソテーを馳走した。そのお礼だという。衣服とかは衣服屋に勤めている従弟からどさっと送られてくるので、不自由はしていないし物的なものは私には必要ない。今まで金と健康には汲々としているが衣服に不自由したことはない。それに私は女房に誕生日プレゼントを贈ったことがない。一度贈ると毎年何を送るか頭を悩まさなければならないからだ。1度送ると今年は何がもらえるか女房も期待する。すなわち女房を失望させることにもなるからだ。したがって、毎年の3月の結婚記念日にも何もしない。食事をするくらいだった。

 長いこと生きてきて私の誕生日に10人もの米国大統領が就任していたとは、終末が近づいてきて初めてわかるとは意外なものである。

 もう一つあった。村の鎮守様の「火伏・厄払い」が1月20日だった。今、直会があって酔っぱらって帰ってきた。3年間神社総代をやった。この行事は曜日に関係なく日にちが決まっているもので3年間総代をやったのに誕生日と重なっているのに今日初めて気が付いた。村の神社の祭事は何百年も続いているのだろう。米国大統領就任式・私の誕生日・村の鎮守様の祭事と3つが重なっていたのに死ぬ間際に気が付いた。私に残された時間が少ないのに改めて気づかされた。これも天の配剤か。

(文責:岩澤信千代)