🗓 2025年03月31日

コメの値上がりが一向に止まりません。スーパーで販売されているコメの平均価格が12週連続で値上がりし、5キロあたり4197円となりました。(TBSニュース)

初めからわかっている。放出量の量的な問題、入札の時間、スーパーに並ぶまでの時間。どれをとっても市場にインパクトを与えていない。政府の覚悟が伝わってこなかった。100万トンの内、半分の50万トンを放出すると言えば市場にインパクトを与えられた。

 昨日、農家の時給は10円と言ってデモが開催された。農家の機械化は金がかかる。米価が値上がりしても農家はほとんど儲からないのだ。中間マージンを稼ぐ業者が儲かる。農協の歴史は農民からの搾取の歴史だ。農林省は牛肉生産者に対しても変な政策をとった。子牛を育てるのに補助金をやり、今度は殺せば補助金をやると。牛乳が多量になると廃棄しろとか、畜産農家もたまったものではない。食料自給率が低いのに食料を自給できない政策ばかりだ。

今年は農家は米が高くないと売らないかもしれない。悪循環の入り口だ。売り渋っていると米価が下がったりして農家は損をする。

 小手先の弥縫策の連続だ。見ているとわかるが「石破の物価高対策」なんておそらく笑い話の類だろう。ガソリン税の廃止とか画期的な政策しか打開の道はない。それプラス円高になれば燃料費が安くなる、運送費も安くなる。宅配業者はガソリンが高ければコストは高くなるに決まっている。運転手も不足している。ここ会津若松でも夜12時を過ぎればタクシーは走っていない。昼間でも迎車は30分待ちがザラだ。昨日東京から客が来たがタクシーの待ち時間が長くて駅まで送っていった。ちぐはぐな時代になってきたところに二流の総理大臣だもんなあ。

(文責:岩澤信千代)