🗓 2025年04月28日

 マイナーグループの指導者の発言だ。トランプ再選100日の感想だ。遅きに失したと言うべきだが、世界の経済は破壊されつつある。米国憲法では大統領罷免する方法は限られている。ウオーターゲート事件で上院で弾劾される可能性が高くなったニクソン以外に辞めた大統領はいない。これだけ変なことする大統領であるからSPも心して身辺警備に厳重になるだろうから、米国特有の暗殺もままならないだろう。

もう選挙しかない。2年後の中間選挙で共和党を大敗北に追い込むしかない。それまで今後の2年間はトランプ劇場がどこに向かうか予断を許さない。米国民は自分たちが選んだ大統領が変な奴と気付き始めている。物価高で生活が追い詰められて初めて気が付く人もいるかもしれない。自分が解雇されグレートアメリカでなくプアアメリカになるんだよ。一見工場を呼び戻す、雇用を増やす、資本を呼び込むように言っているが、どれもこれもうまくいかないに決まっている。自国の自動車メーカーでさえ部品はメキシコ・カナダで作っているのだよ。自国の産業を苦しめることになるのだよ。

 USスチールの再建は日鉄でしかできない。他の米国鉄鋼会社じゃ無理だ。USスチールの従業員は解雇されるかもしれない。何故日本の企業が買収するのに安全保障が問題になるのか。日本は米国の軍事力の傘の下に入らないと防衛はできないのは明白なのだよ。自衛のために唯一の被爆国日本に核爆弾を作れというのかい?100万単位の中国・北朝鮮軍に27万人の自衛隊が太刀打ちできるはずがないではないか。弾薬さえも自国で賄えない国が日本なのだよ。太平洋戦争の時のように燃料もない国、それが日本なのだ。日鉄が作った鉄をアメリカの軍需産業に渡さないとでもいうのか。三菱地所のロックフエラーセンター買収のようにかつては世界一のUSスチールの栄光を守るためすなわちプライドのための拒絶か。それは大事だが今回の日鉄買収はUSスチールの従業員のためだ。そこを理解すべきだ。

迷走トランプ:彼は今月9日午前0時1分から国別相互関税が発効し、金融市場が暴落すると、13時間後に中国を除く約70カ国に対する相互関税を90日間猶予すると発表した。最近では中国との関税戦争が激化する中、対中関税の引き下げ意向を相次いで示していた。(kangunamtimes)

 

(文責:岩澤信千代)