🗓 2022年02月25日

リングで明らかに弱い牛(ウクライナ)と強い牛(ロシア)が戦っている。観客はなぜか弱い牛を応援している。7人の観客は「強い牛を負かすには、エサを与えないようにすればよい。」などと話している。強い牛は「食料は備蓄してあるので、エサが手に入らなくても何の問題もない。俺は痩せないし十分に闘える。」

米国はポーランドどまりでNATO加盟国でないウクライナに侵攻して直接ロシアとは戦う義務はない。すなわちウクライナ領土でロシアと直接対決できない。それに加え、プーチンは「ロシアは強力な核保有国の一つだ。」とブラフをかけているので、アメリカが侵攻すれば核戦争が視野に入る。プーチンは用意周到に計算しているのだ。アメリカに勝算があるとすれば、ビン・ラデインやフセインに行ったようにプーチンの暗殺しか残されていないような気がする。

朝のニュースによるとウクライナの首都キエフ陥落が数時間以内と伝えられた。ウクライナの即時降伏が戦死者を少なくする最善の道になってきた。プーチンの狙いが二つの独立国の州境の拡大で終わるのか、ウクライナ全土の属国化か?これから判明する。力で他国の主権を奪うのは国際法違反の無謀な所業であることは明白だ。これが許されるのであれば軍事力の強い国が領土を広げたモンゴル帝国やローマ帝国の時代に戻る。

また、国際協調の威力がどれだけ結束力があるか、中国が虎視眈々と計算している。台湾有事などの時に日米安保条約の履行を通じて、米国が本当に日本を守るかも計算の内である。それにしてもアフガン撤退から始まりウクライナの問題をうまく処理できなかった米国史上最低の大統領としてバイデンの名前が遺る予感がしてきた。狂犬トランプ大統領であれば同じ狂犬プーチン大統領に戦争を起こさせなかっただろう。

ちなみにウクライナ軍兵士50万人ロシア軍兵士135万、戦車数ウクライナ2500両ロシア14000両。互角に戦える戦力をウクライナは持っていない。兵力の数値はニュースソースにより異なります。

日経新聞 2022.02.25 掲載
(日経新聞 2022.02.25 掲載)

(文責:岩澤信千代)