🗓 2025年05月01日
備蓄米流通量2%弱だそうだ。テレビの解説を聞いていたら玄米を白米にして袋詰めして配送する手間はかかるそうだ。国の財産だから入札しかない方法はないらしい。今回の放出は完全な失敗だ。量もそうだし7月まで毎月放出するとか後手後手だ。農林水産大臣のレベルの低さも相まって、卸業者は年内に国が買戻しすることも考慮して、市場に出そうとしない。JAが介在しているのも問題だ。直接卸業者に回して白米にして袋詰めさせれば期間は短縮する。テレビを見ていたら消費者の前に現れるまで1か月はかかる。
流通を考えなかったことと放出量の少なさが市場に影響を与えなかった。その根源は減反政策にある。子牛を育てれば補助金を与え、成牛前にを殺せば補助金がもらえる。ちぐはぐな政策が二流官庁である農水省のお家芸だ。こんなことをしている間に外国産米がレストランチエーンで提供される。その味に慣れ親しんだ消費者の国産米離れは起こる。結果米の値段が高いと喜んでいる農家は地獄に落とされる。カリフォルニア米は粘りっこさが国産米に劣るというがおにぎりを食べた記者には区別がつかなかったという。
(文責:岩澤信千代)