🗓 2021年03月19日
「記憶にないと言え。」武田総務相が答弁に向かう鈴木信也・総合通信基盤局電波部長に対し国会で発した言葉であり、しっかり答弁席のマイクに録音されていた。
そのことを野党から追及されると、「なぜか無意識というか口に出たのでしょう。いずれにせよ、答弁を指図するようなつもりもないし、命令することはない」
言ったけど指示ではない。こんなバカな返答はあるのでしょうか。リンゴを盗んだが木から自然にリンゴが手の中に落ちてきたと言っているのとあまり変わらない。
ゴチ広報官の夫も答弁に何回も立たされ「女性で初めて国会答弁から夫を救った」という尊称が与えられず「悪行を夫に尻拭いさせた女性で初めての広報官」と名称を変えないといけないかもしれない。
しかし、武田総務相の答弁はみんなおかしいと思うだろうが、これが国権の最高機関の姿なのだろうか。摩訶不思議な世界だ。
NTT社長の与野党を問わず幅広く会食・交際しているという発言は野党に対しても十分なブラフになっているのだろう。NTT社長との会食がブーメランのように野党の仲間に帰ってきては身もふたもない。野党の追及も鋭さがなくなるはずだ。武田大臣の酒癖が悪いことなど、疑惑の根本的な問題ではなく、必ずしも国民が知りたいと思わない事柄が独り歩きしている。
(文責:岩澤信千代)