🗓 2025年08月15日
NHK世論調査は8月の9~11日の3連休に実施された。内閣支持率は、前月より7ポイントアップの38%(不支持は8ポイントダウンの45%)。石破茂首相が「政治空白をつくってはならない」として「続投」する意向を示していることについては、「賛成」が49%で「反対」が40%だった。自民党支持者に同じ質問をすると、「賛成」がぐんと伸びて69%「反対」は23%だった。
これは簡単だ。国民は衆参両院で自民党に鉄槌を下したが、政治の不安定を望んでいないことが分かった。立憲・国民民主などの野党に政権任せたら、東北大震災のような有事に菅直人みたいなピンボケ総理大臣だったら大変なことになると皆が思っているのだ。石破の方がましだと思っている。
ヘリコプターで現地視察などしてないで、官邸で東京電力に対し海水注入を命じればよかったのだ。そうすれば、原発の爆発はなかった。どれだけの人が故郷を追われないですんだか。知り合いの大熊町教育委員会に関係する人は今郡山湖南町に住んでいらっしゃる。私より大先輩なのだがもう故郷に帰ることをあきらめている。
この支持率の動きによると一度切腹を覚悟した森山幹事長は、首相が慰留するので辞めないなどと言い出すのではないか。森山抜きの石破政権はあり得ない。野党対策や党内把握に秀でた森山幹事長がいなくなれば石破政権は持たない。自民党支持者が69%となると総裁選開催も危うくなる。地方の自民党県連も党員の意見を無視できない。茂木派・安倍派が政権交代を叫んでいるが、この自民党退潮の流れを作ったのは安倍派だ。茂木派倒閣はできても自分が総裁になることは無理だ。せいぜい副総理どまりだろう。麻生も総裁の後釜を決めあぐねているから、決断ができない。
従兄は九州宗像市で心筋梗塞で麻生グループの病院に入院したことがあるという。町全体が麻生グループに握られているという。おじいちゃんの吉田茂と違って、帽子をかぶって大物ぶっているが、所詮地方のお坊ちゃんだ。
このままでは「線路は続くよ」じゃなくて「石破は続くよ、どこまでも」になってしまう。自然災害が来たらどうなるとか盛んに石破は退陣しない理由を挙げているが、あるかどうかわからない自然災害を根拠にして延命しようとするのは馬鹿げている。
そんなことが正当化されるんであったら、国民にとってはいい迷惑だ。福沢諭吉が草葉の陰で泣いているぞ。しっかりしないと慶応出の総理大臣はやはりダメだと烙印をおされるぞ。
(文責:岩澤信千代)