🗓 2025年11月23日

古本「帝国實業讀本巻3」を読んでいたら、出ていた。初見だったので掲載しようと思う。

「細菌学者野口英世の死によって我がロックフエラー研究所は、その最も卓越せる独創的科学研究者の一人を、その最も敬愛されている協働者の一人を失ったことを、世界の人々と共に痛惜する」(ロックフエラー研究所の声明)

「博士は日本に生まれたとはいえ、その功績によりすれば全人類のものである。博士の勇ましい献身的生涯は、現代の範とするに足る。眞に博士の抱いていた理想は、自分を犠牲にして済生の道を歩んだ聖者のそれの如きものである」(イブニングポスト紙)

「1918年7月24日、ロックフエラー研究所の所員ヒデヨ・ノグチーー日本の細菌学泰斗–高熱病の原因を此所に創めて見出す」(エクアドル・ギャヤキル市にある青銅の標識)

この寄稿の最後の文:偉人野口英世。その生地は福島県耶麻郡翁島村という猪苗代河畔の一寒村である。

(文責:岩澤信千代)