🗓 2024年12月12日

 須藤早貴被告(28)が起訴された紀州のドンファン事件の判決があった。無罪である。検察の状況証拠のみの起訴はあえなく敗れ去った。袴田事件をはじめ多くの冤罪を生んできたのが日本の裁判史である。袴田裁判は自白と血痕のついたズボンが味噌の中に埋められていたのを重要証拠として死刑の判決を受けた。弁護士はその不合理に気づき再審を要求し、無罪を勝ち取った。

 検察は上級庁と相談して控訴するかしないか決めると言っているが、決定的な物的証拠がない限り、有罪にするのは無理だろう。控訴をあきらめるかもしれない。裁判員裁判の特徴でもあるが、常識の範囲内の結論だと思っている。

 無罪となっても28歳の須藤被告は茨の道を歩くことになるのは間違いがない。高松のグラドル不倫女子も隠れて出てこなくなった。観光大使はどうなった?主役の玉木代表は役職停止3か月のみ。不条理な世の中だ。国会では維新までも補正予算に賛成だった。13兆円が14兆円近くになった。少数与党の石破はにんまりと議場を去った。これから議案のたびに合従連衡が繰り返されるのだろう。

 自民党に約束を反故にされるか、103万の壁など目標値に到達しなければ、慌てて内閣不信任案に同調する国民民主党の姿が目に浮かぶ。自民党はしぶといよ。少しくらいの上げなら国民経済にインパクトはないよ。最低でも150万くらいまで上げないと。120万くらいでお茶を濁されたら国民民主の人気は一過性のものと歴史に残るだろう。維新だっけ?自民党に寄り添ったが約束事が履行されず慌てたのは。老獪な森山幹事長はいっぺんでは178万円まで上げられないと予防線をすでに言っている。

(文責:岩澤信千代)